Netflix宇宙を駆けるよだか感想
8/1配信の宇宙を駆けるよだかを全話見終わり、書きつけないとどうにもこの感情を抑えられないと思い、作りっぱなしにしていたこのブログを動かしています笑
宇宙を駆けるよだかを知らないのになぜかこの記事を見てしまった方向けの公式サイトです↓
感想を述べるに当たってどうしてもネタバレを含まざるを得ないので、以下はネタバレありだと言う前提で読み進めてください。私の主観でしかありません!
一番言いたい事、このドラマはほぼ原作に沿いつつも改変も追加も随所でされていたのですが、その1つ1つが本当によく効いていたなという事。
もともとジャニーズWESTの神山智洋くんのファンであった、かつドラマ化・アニメ化と聞けば割とすぐに原作を購入して読んでしまうタチの私は、今回も当然のように発表当日に原作マンガを購入し、配信日まで何度も読み返しました。
そうしていくうちにざっくりと二つの感想を抱きました
・これは海根然子とその母親の物語である事
・特に男子勢の心情描写が少ない事(3巻と言う短さ、そして作者の方も上記を意識されていたなら当然だと思います。)
しかし、ドラマ化をするに当たって、主役は男子勢の二人に変わりました。(邪推ですがお金の関係などがあるのでしょう。ドラマ視聴後もせめて4人主演にして欲しかったな...とは思いましたが。)これにより、私は上記の”然子が主役である"という根幹がブレてしまうことを多分に恐れていました。
しかしながら配信日を迎え、ドラマを視聴していくうちにそれは杞憂であったことを確信しました。
合間合間に増やされた、然子と母親のシーンは最後の母親が然子に謝罪をすることの説得力を増していたし、騒動後の然子と母親の関係性の変化を描いてくれたのはとても嬉しかったです。
さらに、男子勢の心の動きもいやらしくない程度に追加されていて、原作より追いやすくなっていたし、然子と母親の物語と平行して三角関係が視聴者にとっての関心事項になったと思いますし、男子勢の主人公感がアップされたと思います。(原作読んでいる最中はぶっちゃけ恋模様どうでもよくなっちゃったんですが、これって私だけですかね?)
火賀くん、しろちゃんの涙にはこちらも心を動かされるほかありませんでした。
そして、素晴らしい出来だと感じた原作でも一箇所だけずっと引っかかっていたセリフがあったんです。
2巻あたりであゆみが火賀くんにもし自分が最初から然子の容姿であったとしても、自分のことを好きになってくれたかと問い、火賀が「それなら、誰よりも先にあゆみの良さに気づけていたかもな」と返すシーン。
火賀は無意識で最大級にかっこいい性格なのだと思いますが、どうしてもこのセリフが納得いかなかった。と同時にこのセリフが宇宙を駆けるよだかの中で一番少女マンガ然としたセリフだなとも感じていました。
ドラマではこのセリフをそっくりそのまま残しつつ、最後の然子が胸のうちを思いっきり吐き出すシーンで否定させたのです。「元が可愛いからそんなことが言える」と。
感動しました。ここまで隙のない脚本を作れることに。
私はこのセリフが追加されたことで前述の火賀の言葉がすっとよだかの世界に溶け込んでいったと思います。
漫画3巻分の標準映像化時間はおおよそアニメ9話分、すなわち3時間だと経験的に認識しているのですが、今回はそれに1時間多い4時間。その余剰をしっかり活かしていた脚本であったのではないでしょうか。
もちろん俳優陣の演技もとても良かった。清原果耶さん、富田望生さんは私よりはるかに年下ですが、こちらが飲み込まれてしまうような演技にそんなことすっかり忘れてしまっていました。登場人物が物語の中でしっかり生きていた。
女優陣のこれからに期待しかありません。
そして主題歌、私はジャニーズWESTのオタクなので既にアカツキのフルを聴いてしまっていますが、ラストパートの神山くん「どうすれば」と、重岡くん「大好きだよ だから張り裂けそうに切ない」がドラマの中で流れなかったのが本当に惜しい...!と思うくらいにはドラマにぴったりだった。
あれほど火賀くんとしろちゃんが作中で主人公として生きていたことを証明するものはないと思うのです。今からMVが楽しみ。
まあ、A面のスタートダッシュ!の方が好きなんですけどね!
ついでなので主題歌情報貼っておきます(ダイマ)
通常盤買えば全部の曲揃うところがいいところ。
以上、とりとめもなく思ったことを書きましたが、本当に宇宙を駆けるよだか良かったです。
書き足りないこと思い出したらまた追加の記事書くかも。
乱文失礼しました。